研究の要点と出典
GPTs are GPTs: An Early Look at the Labor Market Impact Potential of Large Language Models
- 発行者:
- Eloundou ら(OpenAI ほか)
- 発行年:
- 2023年
- 当サイト確認日:
OpenAIの研究者らが、大規模言語モデル(LLM)が米国の労働市場の各タスクにどの程度影響しうるかを推計した研究です。米国の労働力の約80%が、少なくとも仕事のタスクの10%でLLMの影響を受けうるとし、約19%は少なくともタスクの50%が影響を受けうるとしました。現場・身体作業よりも、文章作成やプログラミングなど画面内の知的作業ほど影響(露出)が大きい傾向が示されています。
外部サイト(発行者の原典)が新しいタブで開きます。
この研究で確認できた要点
一次情報で確認できた事実です。引用するときは、各項目の「引用時の注意」もあわせてご確認ください。
米国の労働力の約80%が、少なくとも仕事のタスクの10%でLLMの影響を受けうると推計された。
引用時の注意:「OpenAIらの研究(Eloundou et al., 2023)では」と帰属し、『約80%』『少なくともタスクの10%』『影響を受けうる』と表現する。『80%の仕事が奪われる』とは言わない(タスクへの影響可能性であって失業予測ではない)。
米国の労働力の約19%は、少なくとも仕事のタスクの50%でLLMの影響を受けうるとされた。
引用時の注意:影響の度合いに幅があることを示す文脈で使う。『約19%』『少なくともタスクの50%』と帰属する。
賃金やスキルが高い知的職ほど露出が高い傾向があり、これは身体・現場作業ほど露出が低いとする他研究の方向と整合するとされる。
引用時の注意:現場系・対人系が相対的に露出が低い、という方向の根拠として使う。「〜とされる」で帰属し、特定資格の安全保証にはしない。
この研究の読み方(注意点)
数値をひとり歩きさせないために、前提と限界をまとめました。
- 『影響(exposure)』はLLMでタスクの所要時間を大きく減らせる可能性を指し、その職業が消滅することや、いつ・どれだけ雇用が減るかを予測・保証するものではない。
- 『影響を受けうる』と『仕事がなくなる』は異なる。露出が高い=即失業ではない、という留保を省略しない。
- 対象は米国の労働市場であり、日本に直接当てはめない。
- 数値は本研究で示された『約80%(タスクの10%以上)』『約19%(タスクの50%以上)』のみを使う。
出典表記(引用用)
このページや研究に言及される場合は、以下をそのままご利用いただけます。
Eloundou ら(OpenAI ほか)「GPTs are GPTs: An Early Look at the Labor Market Impact Potential of Large Language Models」https://arxiv.org/abs/2303.10130(2026-06-16 確認)
関連してサイト内で読める仕事
この研究のテーマに関連して、当サイトで紹介している仕事です。研究がこれらの仕事を推奨・保証しているわけではありません。