研究の要点と出典

The Risk of Automation for Jobs in OECD Countries(OECD Working Paper No. 189)

発行者:
OECD(Arntz, Gregory, Zierahn)
発行年:
2016
当サイト確認日:

OECDの研究者(Arntz, Gregory, Zierahn)が、Frey・Osborneの職業ベースの手法を見直し、同じ職業でも人によって担当タスクが異なる点を考慮した『タスクベース』で自動化リスクを推計した研究です。その結果、21のOECD加盟国平均で、自動化リスクが高い仕事は約9%にとどまるとし、職業ベースの推計(約47%)は過大評価だと指摘しました。

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この研究で確認できた要点

一次情報で確認できた事実です。引用するときは、各項目の「引用時の注意」もあわせてご確認ください。

タスクベースの手法では、21のOECD加盟国平均で自動化リスクが高い仕事は約9%と推計された。

引用時の注意:「OECD(2016)のタスクベースの推計では」と帰属し、『約9%』とする。Frey・Osborneの約47%と対比し、手法の違いで結論が大きく変わることを示す文脈で使う。

同じ職業内でも人により担当タスクが異なるため、職業まるごとを自動化対象とみなす職業ベースの推計は自動化リスクを過大に見積もる傾向がある、と指摘された。

引用時の注意:推計が割れる理由(手法の違い)を説明する文脈で使う。どちらが正しいと断定せず、前提の違いとして示す。

高リスクの割合には国差があり、韓国の約6%からオーストリアの約12%まで幅があるとされた。

引用時の注意:国・前提によって数値が変わることの例として使う。日本固有の値ではない点に注意する。

この研究の読み方(注意点)

数値をひとり歩きさせないために、前提と限界をまとめました。

  • これは『タスクベース』での自動化リスク推計であり、実際の失業の時期・規模を予測・保証するものではない。
  • 約9%という値は21のOECD加盟国の平均であり、日本単独の値ではない。日本に直接当てはめない。
  • Frey・Osborne(2013)の約47%とOECDの約9%は、対象・手法・前提が異なる推計であり、単純な優劣ではなく『推計は前提で割れる』例として中立に併記する。
  • 数値は本研究で示された『約9%』『21カ国』『国別6〜12%』のみを使う。

出典表記(引用用)

このページや研究に言及される場合は、以下をそのままご利用いただけます。

OECD(Arntz, Gregory, Zierahn)「The Risk of Automation for Jobs in OECD Countries(OECD Working Paper No. 189)」https://doi.org/10.1787/5jlz9h56dvq7-en(2026-06-16 確認)

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